NEWS | お知らせ
2022.9.18
わたしの思い
この度は、京町家不動産のホームページを閲覧いただきまして、ありがとうございます。私は、新卒から今まで、約20年ほど、不動産仲介業を携さわっています。
普段の仕事で、京町家にお住まいのお客様から、今後のこの家をどうしていくかご相談を承ることがあります。最初の相談窓口になることが多い不動産業者のアドバイス(各不動産業者の価値観・考え方に基づく)で、京町家が「存続」か「解体」か大きく左右されることを、日々、目にしてます。純粋に、お客様の背景(今後)、家の状態を考え、建物は解体しましょうというアドバイスももちろん、あります。しかし、なかには、建物の保存状態が良く、歴史的な価値があるにも関わらず、一律、古い建物ですから、経済価値はありません。更地にして売りましょう。と建物調査をせずに、アドバイスしている不動産業者もいらっしゃいます。また、お客様から、相続しました京町家を借せますか?というご相談に対して、賃貸業務はしていない・賃貸はもうからないということで、古い家を直しても修繕工事は高額になります。古い家を直しても借りてはいないので、売却しましょう。という売却のお話に持っていく不動産業者も現実にいらっしゃいます。もちろん、ご相談者がそのアドバイスでご納得されておりましたら、それで問題はございません。ただ、京町家の保存状態・建物の価値がありましたら、更地にして売却するより、高値で売却できたり、少し改修工事をしまして、貸家(借家)にすることができたりとお客様では分からない需要があったりします。お客様も家が残ることをとても喜んでいただけるケースが多いです。最終の意思決定は、主人公お客様の意見を尊重してます。
| 自身の経験を生かしたアドバイス
私自身も、京町家に居住しておりました。
住む前の建物状態は老朽化していましたので、当時、建物を元の姿に復元すること、建物主要構造部分の改修、できるだけ快適に住めるように水廻り設備取替、断熱材を入れていく改修工事をしました。窓の多くは、樹脂製サッシに取替しましたが、一部、木製の窓ガラスが、素敵なガラス加工してあり、残しました。そのお部屋は、よく風が通り快適でしたが、冬場は隙間風で寒かったです、、、京町家に住む前は、庭木を手入れする機会がなかったもあり、日常の手入れには、蚊と害虫と鳥との闘いでした、、、しかし、草木を愛でることで心のゆとりをもつことができました。その地域は、多くの京町家が残り(空き家も多かったです。)、ご高齢の方が特に多くお住まいでした。京町家で住むことにより、地域の方々との距離をより身近に感じさせてくれました。昔のお話・町の様子をお聞きするごとに、、、昔、、、この道路は土の地道のまま。電柱は木の電柱。水道は地主さんか共同の井戸水を使っていた。魚・野菜売りの行商が家まで毎日来てくれる。雨の日でも傘は軒下通ればいらんかった。あの家(小さなお家)に6人で住んではった。家に防空壕が残っている等々今の状況とのギャップに驚き、数十年でインフラ設備が大きく変わったことに感心し、よくお話を聞いていました。
できるだけ、一件でも多くの京町家が残ることを目標としまして、下記のようなご相談事をお待ちしております。お気軽にお問合せください。
この不動産は、京町家か土地か、どちらで売却したほうが良いのか気になる京町家を買いたいが、リフォームで大丈夫なのか、建て替えしたいほうが良いのかこの京町家は、貸すことができるのか、借りる方はいらっしゃるのか、京町家不動産へお問合せいただくことがありましたら、担当者は、私、中積が基本的に担当させていただきます。宜しくお願いします。